ビス(ネジ)ってどの程度の力で締めたらいいの!?

ビス(ネジ)を締める時はどうしたらいいの!?

家具を自分で組み立てようと思うのですが、ビスを締める力加減がわからず、ビスやビス穴がダメになって、ビスが空回りしてしまう時があるのですがどうすればよいでしょうか?

ティム
ティム

ご自身で家具を組み立てる時には、ビスの締め付けは慎重にやらなければいけませんね。手作業でやっているにもかかわらず、ビス締めの際にビスやビス穴をダメにしてしまうことは多々あります。また、便利だからといってむやみに電動工具を使用してしまうと、ネジやネジ穴をダメにしてしまう危険性もあるので要注意です。
※”ビス”や”ネジ”等の表現はたくさんあるので、今回は”ビス”と言いますね。

ビスの締め方(手作業)

ティム
ティム

「ビスの締め付け方法は人それぞれです」というとそれで終わりなのですが、ここではあまり知られていないやり方をご紹介しようと思います。この方法は、”ビスやビス穴をダメにしないようにビスを締める方法の一つ”です。
なので、この方法でビス締めを行うことが絶対に完璧だというわけではございません。ご参考までにということでお読みいただくことをお勧めします。また、一般的な手法なので、手の小さい方や握力に自信がない方には適用しませんのでご了承ください。

①プラスドライバーを手のひらに乗せ、中指と薬指と小指でプラスドライバーの取っ手(握る部分)をしっかりと握ります、親指と人差し指はそっとプラスドライバーに添えるだけ。
②中指と薬指と小指でしっかりとプラスドライバーを握り、ひざを曲げて少しずつ体の重心をビス側へ向かせていき、プラスドライバーを少しずつ押す感じでゆっくりビスを締めていき、”もうこれ以上締めれないな”というところまで締める。

本当にこの方法でちゃんと締めれるんでしょうか?持ちにくいし、ビスを締めにくいです。

ティム
ティム

そうですね。上記の方法は、ドライバーの扱いに少し慣れている人向けの方法かもしれません。慣れてしまえばとても便利な手法です。実際に職人さんでこの方法を使いビス締めをする方もいらっしゃいます。

要は、”力まかせに勢いでビスを回してしまうと、ビスやビス穴をダメにしやすいですよ”ということですか?

ティム
ティム

その通りです。DIY向けの家具の組み立てであっても、ビスの一箇所一箇所には重要な役割があるので、慎重に丁寧にビス締めを行っていけば、その家具を安定して長い間快適に使えるようになりますね。

電動工具の種類

時間の節約に電動工具を使用したいのですが、どんな電動工具がよいでしょうか?

ティム
ティム

電動工具は作業の効率化にとても便利です。職人さんたちにとっても電動工具は欠かせません。
ですが、電動工具には、作業の目的によって様々な種類のものがあるので、選ぶ際には十分に注意が必要です以下にいくつかご紹介します。
※こちらで紹介するものの他にも、用途別にたくさんの種類の工具があります。今回はご自身で家具を組み立てる際にご注意した方がよいものを選びました。

<インパクトドライバー>
・ビスを締めたり、またはビスを緩めることができます。
・先端を変えれば、穴あけ等もできます。
他の電動ドリルドライバーと異なり、ハンマーの機能が内蔵されおり、ビットの回転の際に衝撃(インパクト)が加わるので、より強い力でネジを締めたり、緩めたりできます。つまり、ビス締めの際や穴あけの際にはインパクトドライバーによる衝撃(インパクト)があるので、反動で焦点がブレたりすることがあります。
※注意※
・衝撃が加わるので、勢いでビスのネジ山を破壊してしまったり、ビス穴をダメにしてしまう恐れがあるのでご使用の際にはご注意ください。

<電動ドリルドライバー>
・”電動ドリル”と”電動ドライバー”の機能を両方とも使えます。
・ビスを締めたり、またはビスを緩めることができます。
・先端を変えれば、穴あけもできます。
インパクトドライバーと異なり、ビットの先端を回転させるだけで、衝撃(インパクト)を与えることはありません。つまり、ビス締めの際や穴あけの際には衝撃(インパクト)はありませんので、反動で焦点がブレたりすることがありません。
※注意※
・ビットの先端を回転させるだけなので、素材に固着したビスを緩める際には力不足を感じる可能性があります。

<電動ドリル>
・主に穴を空けることが目的の工具です
・ビスを締めたり、またはビスを緩めることには向きません

電動工具は便利だけど、注意するポイントがいろいろとあるんですね。

ティム
ティム

ご自身で家具等を組み立てるためにビスを締める場合には、通常はご自身の手で調整しながら”手締め”をするのが一番かもしれまんせね。
また、作業効率を重視する場合には、電動工具を適切に使用し、締め付け過ぎによる不具合や締めなさすぎによる不具合のないように、十分に注意しながらお使いいただくことをお勧めします。